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次世代介護機器導入促進支援事業

公益財団法人東京都福祉保健財団の補助を受けて2025年度次世代介護機器導入促進支援事業に関する補助事業完了のお知らせ(HitomeQ ケアサポート)

この度、公益財団法人東京都福祉保健財団様より、2025年度次世代介護機器導入促進支援事業として補助金を賜り、下記の事業を無事に完了しましたことをお知らせいたします。
【導入機器】
コニカミノルタ株式会社様
「HitomeQ(ひとめく) ケアサポート」

KDDI様
「Wi-Fi機器及び、ネットワーク機器」等

ここに事業完了のご報告を申し上げますと共に、公益財団法人東京都福祉保健財団様、コニカミノルタ株式会社様、コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社様、コニカミノルタジャパン株式会社様、KDDI Biz Edge株式会社様、Groxi株式会社様並びに、ご協力頂いた関係者の皆様に感謝の意を表します。

社会福祉法人竹恵会
理事長 竹中三津子

補助事業概要

 事業名 令和7年度(2025年)次世代介護機器導入促進支援事業
事業内容 3)パッケージ型導入支援事業(見守り支援機器及び通信環境の一体的整備事業)
事業費総額 52,508,648円
補助金額 31,507,000円
施設名称 社会福祉法人竹恵会
特別養護老人ホームけんちの里
施設所在地 東京都東久留米市下里4-2-50
完了年月日 令和8年3月31日

HitomeQケアサポートについて

コニカミノルタ株式会社の「HitomeQ(ひとめく)ケアサポート」は「行動分析センサー」です。
HitomeQケアサポートの特徴や注意するところ、良いところや悪いところなど、現在までにわかったことを包み隠さず下記へ記載しています。
またこれから「次世代介護機器導入促進支援事業」を使って、機器を導入したいと考えている施設・法人の皆さんの良き選択肢の一つとして情報が共有されると良いと思っています。

HitomeQ(ひとめく)ケアサポートの特徴として、大きくは下記の3つが上げられます。

HitomeQケアサポート

AIを活用した行動パターン分析で異常検知と予測

HitomeQは、AIを用いて利用者の行動パターンを分析し、異常を検知すると同時に、将来のリスクを予測することで予防的な介護を可能にします。過去のデータをもとに、個別の介護プランを提案し、介護の質の向上を図ります。

HitomeQケアサポートのセンサー状況

スマートデバイス連携によるリアルタイム通知と迅速な対応

スマートフォンやタブレットなどのデバイスと連携し、リアルタイムで通知を受け取ることが可能です。
今行くべき居室がデバイスを持ち歩きながらでもわかるため、介護スタッフは迅速に対応できます。
通知はカスタマイズ可能なので、緊急時の体制を整えることが可能です。
HitomeQケアサポートのスマートデバイス連携

専門チームによる安心のサクセスサポート体制

AI・画像技術を活用した見守りシステムです。
天井のセンサーが離床や転倒の兆候を検知し、職員のスマホへ映像付きで通知、緊急時の迅速な対応と夜間巡回の負担軽減を両立し、事故防止と業務効率化を実現します。
HitomeQ行動分析

HitomeQ ケアサポートってどうなの

  • ナースコールの機能がある
    ナースコール機能も有しており、ナースコールの買い替え費用がいらない。
    特別養護老人ホーム けんちの里では、各居室のベッドにナースコールを設置しています。
    おそらくどの特別養護老人ホームでも、ケアコムやアイホンなどのナースコールを利用していると思います。当法人も同様で今までケアコムのナースコールを利用してきました。
    HitomeQにはこのナースコールの機能があるので、別のナースコールを入れる必要はありません。
    またナースコールの記録(どの部屋でいつ押された)が、介護記録システムへ自動連携されます。※
  • 電話交換機の幅が広がる
    けんちの里で使っているナースコールは、電話交換機を館内に設置するのが必須となっています。この電話交換機にナースコールの信号を送り、電話交換機からナースコールの受電板に信号が行きナースコール音を鳴らす仕組みとなっていますので、どうしても電話交換機が必要になります。
    (もしかすると今は電話交換機が無くても出来るようになったかも知れません)
    そしてこの電話交換機を館内に置く必要がある限り、電話交換機のクラウド移行が出来ず、5年~10年毎に電話交換機を買い替える必要があります。
    電話交換機って施設の規模にもよりますが、500万~1,000万くらい掛かるのではないでしょうか?
    当法人でも前回約460万ほど掛かりました。もちろんナースコールとの連携が必要なので、機器以外に設定費や構築費などが掛かってきます。
    この電話交換機の選択肢の一つとして、クラウド電話があります。月額料だけで導入費が掛からずに済むものもあり、選択肢が広がることで費用を抑えることが出来ると思います。
  • ケアルーペの機能が充実
    HitomeQにはケアルーペという機能があります。冒頭でもお話したようにHitomeQは「行動分析センサー」です。
    このセンサーには行動分析を行ったデータが日々蓄積されていきます。このデータを元に、お客様へのより良い個別の介護プラン、介護の質の向上を行っていくことを目的としています。
    例えば・・・居室内で知らない間に転倒していたとします。「なぜ転倒したのか?」「いつ転倒?」「どのようなことがあったのか?」など転倒した原因を探っていくと思います。このHitomeQでは録画機能があるので、天井からの映像を後から見返すことが出来ます。また居室内で「いつ」「どのように」過ごしていたのか、その時は「起きていたのか?」「眠っていたのか?」などあらゆるデータが蓄積されます。それらのあらゆるデータを元に、個別の介護プランや対応の仕方を変えていき、転倒そのものを起こさない仕組みへと変えていくことが「介護の質」を向上させることに繋がります。
    HitomeQケアサポートの情報
  • ケアルーペの機能が充実その2
    ケアルーペの機能の中には対応した職員の情報なども時系列で蓄積されます。例えば「201号室でナースコールが押されてから何分で対応したか」や「1日のうちに何件のナースコールに対応した」など、職員が何をどのように対応したかをデータで捉えることが出来ます。その情報を元に分析することで「より良い介護」「介護の質の向上」を提供することが出来ます。
  • 全居室へ同一のクオリティ
    今回の導入では補助金を頂けることを前提に、「全居室同一クオリティ」を目指しました。補助金で頂ける限界まで使って、質の高い介護を、同じクオリティでお客様にご提供することを目指しました。
  • 故障/不具合
    故障や不具合はどうしても存在すると思います。当法人は部屋数で言うと45部屋で、107台のベッドと、43基のトイレにナースコールを設置したのですがそちらへHitomeQのナースコールを設置しています。そのうちの一箇所のトイレのナースコールがどういうわけか、切断されたり繋がったりする事象が発生しました。100台以上も購入すれば1台くらいこのような状況になる物も出てくると思いますが、問題は対応の良さです。いつ電話しても親身に受取り、全力で改善に努めて頂けるサポート体制がもれなく付いてきます。もちろんサポート料金は掛かりますが、サポート対応者のクオリティは高いと感じています。
  • 導入してまだ数ヶ月なので・・・
    導入してまだ約3か月であるため、機器の機能や蓄積されたデータを十分に活用できている段階ではありません。
    しかし、導入前の課題であった、お客様の状態にかかわらず実施していた訪室や、職員間の情報共有に時間を要する運用については、改善の兆しが見られています。
    全居室へ導入したことで、どのお部屋でも職員が同一の操作方法で対応できる環境が整い、施設全体で統一した見守り運用を実現することができています。
    また、通知を起点とした訪室が増加し、様子見訪室が減少するなど、必要なタイミングで訪室する運用への転換が進んでいます。これにより、お客様の動き出しに合わせたケアや、職員の手戻りの軽減につながる運用が始まっています。
    現時点では、業務負担軽減や事故削減などの効果を定量的に評価するには十分な期間ではありませんが、導入前後の比較では事故件数は横ばいとなっていますが、これまで把握が難しかった軽微な転倒やヒヤリハットを映像や行動データから把握できるようになり、原因分析や再発防止策の検討につなげられる環境が整ってきています。
    今後は、蓄積されたデータを活用し、事故分析や個別ケアの充実、職員教育や業務改善につなげることで、介護の質の向上とお客様一人ひとりに寄り添ったケアの実現を目指していきます。

  • トータルで実際どうなの?
    他メーカーのセンサー類は、身体に接触させるものがほとんどかと思います。その点で言うとHitomeQは、天井に取り付ける形式をとっているので物理的な接触が避けられます。物理的に接触しないということは、その分破損のリスクを抑えられるということです。もちろん天井につけるのでメンテナンスはしづらくなります。
    連携するスマートフォンはiPhoneのみです。このため安価なAndroidを利用することが出来ません。しかしそれとは引き換えに、安定性と確実な制御を両立することが出来ます。
    介護記録システムへの連携がもの足りない。通知は連携するのですが、その後の内容(例えば離床のための呼び出し)などの文面や対応者の情報は連携できません。またリアルタイム連携ではないのでタイムラグ(30分~60分)が生じます。ここは是非とも対応をお願いしたい部分でありますが、メーカーとしては対応できているのですが、介護記録システムの方が対応できていないのが実情です。
  • ネットワークの負荷
    忘れてはならないのがネットワークに掛ける負荷です。このHitomeQは通信をBluetooth(ブルートゥース)やWi-Fi(ワイファイ)、LANを使っています。Bluetoothは機器間の通信に使われています。天井に設置した機器とナースコールがBluetoothでの通信です。天井に設置したHitomeQの映像やその他の情報は、館内の通信(LAN)を使いクラウドにあるサーバーにデータを送ります。またiPhoneへの通知は、HitomeQのクラウドから送られた通知を、Wi-Fiを使ってiPhoneへ知らせています。
    このようにWi-Fiをたくさん使うので、アクセスポイントも居室2室に1台の割合で取り付けています。全館でWi-Fiが切れ目無く網羅されるように設置する必要があります。そして今回HitomeQ ケアサポート導入前から使っているPCなども、クラウドでの環境が増えている関係で、ネットワークへの負荷が気になるところであり大変危惧した部分でもあります。

    さらに、当法人ではFree Wi-Fiも設置しています。
    通常の手法を使うと、大元の回線を太くしてネットワークの負荷に耐えられるように構築する方法がとられると思いますが、この方法だと、月額利用料金が高額になってしまいます。そこで負荷分散出来る機器を取り付けつつ、安価で出来るだけ太い既存の回線を2つ使って分散させる方法をとっています。

    こうすることで今までの維持費でネットワークの負荷を分散させて運用することが可能です。まぁこんなに偉そうに説明していますが、全てKDDI Biz Edge株式会社様のご指導とご助言の賜物です。こちらでは「ネットワークにかかるランニング費用を抑えたい」というお願いをしたにすぎません。

    ここではちょっとこれ以上詳しくは話せないので、もし詳しくお知りになりたい方がいらっしゃったら、ぜひ見学にいらして下さい。
  • 補助金へのアプローチ
    補助金申請も高額でかなりハードルが高いのです。
    最終的にはこちらで申請することになりますが、コニカミノルタ株式会社様のご助言・ご指導が大変手厚いので、安心して申請できます。
  • 導入後の伴走支援
    導入後の支援としては、機器の使い方や蓄積されたデータの見方、活用方法など、かなり手厚く支援してくださいます。光学機器として有名なコニカミノルタ株式会社ですが、こういった介護業界を裏方から支える支援にも大変ありがたいです。他のメーカーですと導入して終わりとなるところもあると思います。導入してから始まる姿勢が共感するところでもあり、今回選定したきっかけでもあります。

    また今回、生産性向上推進体制加算(1)の取得を目標としています。
    全国でも生産性向上推進体制加算(2)の取得率が3割前後に比べ、生産性向上推進体制加算(1)は、わずか1〜3%程度と非常に低い水準となっています。要件を満たす必要がありハードルも高いですが、こちらもコニカミノルタ株式会社様の手厚いご指導があり、大変ありがたく思っております。まだ2026年4月に導入したばかりなので取得できていせんが、取得できた暁にはご報告したいと思います。
  • 事業費総額の内訳
    HitomeQは各居室には付いているのですが、共有スペースや廊下にはありません。そのため防犯の目的も兼ねて廊下や共有スペースにもカメラを設置しました。また機器や部品代よりも人件費やネットワークに掛かる費用のほうが高額です。補助金にはネットワーク構築費も含まれますが、見守り機器で3/4、通信環境設備費で3/4と分けての申請となり、各々上限があるので、通信環境設備費は上限を超えるが、見守り機器は上限を下回る申請となりました。この補助金は出来れば分割せず、合計の3/4で補助して頂けるともう少し助かったと思います。

    ※上記の説明文で「※」はオプションとなります。
    ※実際に導入をご検討の方の参考になれば幸いです

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